第二回:ふるさとの木の家

ふるさとの木のやさしさが伝わる家

エントランス

※2世帯・5人のご家族が暮らす吉野川市のご自宅でお話を伺いました。

奥様のお父様の山の木を使っていらっしゃるのですか。

そうなんです。柱はほとんどが父の木です。やはり、ご先祖様から大切に受け継がれた、ふるさとの木を使って建てたいという思いが強かったんですね。徳島の気候風土のことは、徳島で育った木がいちばん知っていて、それに適応する育ち方をしています。暑さ寒さにも耐えて成長してきた木の恩恵を受けられるというか、大事に育てられた木が守ってくれている感覚というか・・・木にはやさしさやぬくもりがあります。

“里の木を使う”という前提は、家づくりを進める上でブレーキになりませんでしたか。

そうですね・・・。いろんなメーカーさん・工務店さんの見学に行ったり勉強会に参加したりして相談しましたが、「父の木を使いたいんです」と言っても「メインで使うのは難しい」という主旨のお返事が大半でした。

家づくりはある程度システム化されていて、外部の木を使うには大幅にラインの修正をしないといけない、ということなのでしょうね。

そんな中で『ハウスG住宅センター』さんの[住まいづくり教室]に参加させてもらいました。“木の家を建てたい人”を対象に、家づくりの仕組みや性能・流れなどを環境面や助成金の情報なども取り入れながらわかりやすく説明してくれる教室です。

2日間かけてみっちり勉強するわけですが、「では最後に実際に自分の理想の間取りを書いてみましょう」という時間がありました。そこでご指導いただいたのが、今回設計管理をお願いした一級建築士の渡邊先生です。

男子トイレ

では、教室で書いた図面がこの家の元になっているのですか?

もちろん、何度も新たな提案をいただきましたが、基本部分はそうです。私たちが建てたいと思っていたのは2世帯住宅で、個人を大切にしながらも憩いの場をつくりたい、というものでした。昔の家のように区切りを多くして部屋数を増やしたり、バリアフリーを取り入れたり、男性専用のトイレを作りたいというこだわりも組み込んで、理想の設計をしてもらえました。間仕切りを無くした開放感のある間取りが流行だと思うのですが、流行に流されず、慣れでもなく、私たちのお話をじっくり聞いてくれた上で書いてくださる図面が本当に魅力的でした。

“里の木を使いたい”という希望も、かなえてもらえた、ということですね。

はい! 先生も、施工をお願いした『ハウスG住宅センター』さんの担当の方も、とにかく話をきいてくれるんです。「これから長いこと住む家なのだから、悪いけど今、わがまま言っておこう」と、随分と無理なお願いもしたのですが、“少し難しいこと”でも“できること”として最善の方法を考えてくださって・・・。父も、はりきっていい木を選んでくれましたし、大工さんたちもいい仕事をしてくださいました。そうそう、担当の現場監督さんのお里が同じ穴吹で、しかもご近所だったんです。縁、だなぁと思いました。この家に関わってくれた人が本当にみんないい人だったので、振り返ってみるととても楽しい家づくりでした。熱意を持って誠実に進んでいけば、いいご縁があり、いい人に巡り会えるのだな、と実感しています。

リビング・ダイニングいい信頼関係が築けていたのですね。

そう思います。父の木を使わない部分では、私たちの好みをわかってくれた上でいろいろ提案してくれたりもしました。この大黒柱も、予め選んでくださっていたのを展示会で実際に見せてもらって即決したんですよ。ほかにも、応接室の「サントリー樽ものがたり(※1)」や、ダイニングの「エコカラット(※2)」など、いい材料だな、と本当に気に入っています。

※1 長い間ウイスキー貯蔵に使った樽から生まれた、温かくて重厚な無垢のフローリング材。

※2 粘土鉱物などの微細な孔を持つ原料を焼成した“呼吸する”内装壁材。

 

樽物語

1ヵ月住んでみていかがですか?

本当に満足しています! 木も人もみんなが呼吸しているような感じ。外でいやなことがあっても、家に帰ってきたらほっと癒されて、また次の日からも頑張れるような包容力があります。寝室で横になって、屋根の傾斜そのままの木肌が見える天井を見上げるとほっとしますし、家族もそれぞれお気に入りの場所があり、新しい家を楽しんでいるようです。きっと、何十年たってもこの家でよかったと思えると、自信を持って言えます。

木という素材についてはいかがですか。

この家には、杉・桜・檜・・・などいろんな木を使っています。色や手触り、木目や節の出方など木の種類や育った環境による木の“個性”こそが、魅力です。木そのものの個性に、私たちが生活することによる変化も加わって、もっと味が出てくるんだろうなぁと思っています。たとえ、傷がついてしまったとしても、それさえもひっくるめて“私たちの家”とおおらかに許してしまいます。

最後に、これから木の家を建てる人へ、アドバイスをお願いします。

せっかく木の家を建てるのでしたら、柱や梁を見せるような、木を表に出すデザインをお願いしてみてはいかがでしょうか。見た目もそうですし、香り、手触り、あらゆる面で癒してくれると思います。そして、いい家づくりのパートナー(人)と出会って、理想とするプランの実現に向けて、後悔しないところまでとことん話し合って進めることをおすすめしたいです。やはり、家を建てるということは一生に一度の大きな買い物ですからね。長く親しく「この家があるから頑張れる」と思える家を実現させてください!

大黒柱

このご家族が依頼したのは・・・

ハウスG住宅センター(協)
ハウスG住宅センター(協)

木材生産から、製品販売、建材・住設販売、住宅・宅地販売まで、実績のある各社が協力しあう一貫システムです。

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