第三回:子どもたちがほめる家

子どもたちが、びっくりするほど家をほめるんです

※ご夫妻と三人のお子さまが暮らすつくば市内のお家に伺って、お話をお聞きしました。

リビングダイニングご主人 この家を建てるときは、いろんな方のお宅を拝見しました。いまはネットがあるので、建てた人同士のつながりも作りやすいんです。建てた人自身から話を聞くと、雑誌や本には載ってない、実際のことがいっぱい出てきます。もちろん、ものの見方はいろいろで、ひとつのことについてもいろんな意見がある。そのどれが良いとか悪いじゃなく、自分がどれを選ぶかですよね。建てた家にマイナス点があっても、自分が選んだと思えば納得できますから。

奥さま 主人はネットで調べるのもすごいですけど、自分でもすごく調べてます。「この家は実験棟だ」と言って、家の中に温度計もたくさん置いて、数値をメモしてますし。彼は理系なんですけど、理系だけあって「数値が大事だ」と言って、建ててから毎年の光熱費をチェックして、家の状態変化を記録している。記録魔ですね。(笑)

温湿度計ご主人 家を建てると、「失敗した」とか、「こうしておけばよかった」というところが必ず何ヶ所かはあると思うんですけれど、僕はいまのところそれはない。空気感、質感、性能、すべて楽しんでます。建ててからもずっと手を入れていて、まだまだ完成形ではありません。家って、ホントはそういうものだと思うんです。欧米の家は、建ったときはけっこうぞんざいな造りで、住む人が価値をつけていくわけですけど、日本でもそんな家がもっと増えればいいと思いますね。そうしないと中古住宅の市場も育たない。家は個人の持ち物ですけど、やはり社会資本のひとつなので。この家も、自分の死んだあとも、できれば誰かに使って欲しい。「100年後に残ってるといいね」、「上(天界)から見て、誰かが住んでるのが見えるといいね」なんて、よく話しています。

学習スペース奥さま 子どもたちは家中で遊んでますね。床下も全部つながってますから、回遊性があって、行き止まりがないんです。家の中にジャングルジムがあるようなものですね。子どものお友達も、この家が大好きみたいで、10人とか15人とか、どわ~っと大勢で来て、みんなで楽しんでます。ログハウスみたいなので、「旅行に行った気分」「スキーに来たみたい」なんて。

ご主人 「この家があれば別荘に行かなくてもいいね」という友人もいます。木の香りがいまでもふわ~っとするし、それがなおかつ、温熱環境のいい中で、“温度バリアフリー”の中で感じられる。「木の家だから暑さ寒さはある程度受け入れろ」というイメージがあると思うんですが、家は人を守るシェルターですから、住みやすさも大切ですよね。木を使った上で、なおかつ性能も出したかった。それに関しては、ほぼ思った結果が出ているので、満足ですね。

奥さま 子どもたちはどんどん成長していくし、子ども自身の個性もある。それに合わせてこの家自体も変更ができる、フレキシブルな作りですし、「どうしていこうか」って、夫婦で話し合えるところがいいですね。家ありきで、家族や自分を家に合わせるのじゃなく、自分たちの生活がまずあって、その生活に合わせて家を作り変えたり手を加えていくものだという、彼の考え方に学ぶところは大きいですね。

書斎ご主人 まずは木造にしようというところから始まって、ホントなら地産地消で、地元茨城の八溝杉を使いたいと、地元の工務店をずっと見てたんです。その中で、「板倉」という作り方を知って、それで建てたいと思ったものの、なかなか依頼先も難しいと思ってたところに、たまたまこの近くで「板倉の家」の見学会があって、それがつくばホームさんだったんです。

奥さま それまで、設計士の方も工務店の方も、何人かの方にお会いしたんですけど、しっくりこなくて‥‥主人にすごくこだわりがあって、自分で作った分厚い企画書を「仕様書」といって提出したりするので、どちらかといえば設計士さんが引いちゃって。(笑)

ご主人 設計料が取れないとか。(笑)中学生の頃から、家にあった建築雑誌や木の辞典に興味を持って、自分でも方眼紙に間取りを書いてみたりしてましたので、まあ、趣味ですね。

奥さま 「先生の望み通りに建てられるかどうか自信がない」とか言われてしまったりして。そんな状態に一番食いついてくださったのが、つくばホームさんだったんです。

ご主人 ビルダーさんや工務店さんだと、普通はその会社の仕様というのがあるわけですが、つくばホームさんはそういうことに囚われずに、非常に冒険してくれた。初めてのことばっかり、いっぱいやらせていただきました。だからここは実験住宅なんです。

奥さま ここは彼の一生のおもちゃなんです。あと30年くらいは遊べますね。(笑)

ご主人 まだ一階から上はほとんど手を入れてないんですが、床下とデッキはずいぶん手を入れましたね。いまは便利ですよ、通販で板が買えて、宅配便が4mの板を運んでくれる。個人で少量ずつ買って、少しずつ手を加えるということが簡単にできるわけです。

まだまだ工夫中!奥さま (注文書を見て)ああ、また板が届くんだわ・・・。(笑)

ご主人 それにしても、子どもが家のことをほめるのにはびっくりしますね。「こんな良い家をありがとう」とか、「出て行きたくない」みたいなことも言いますし。実際、冬の朝、寒くない家に慣れちゃうと、アパートで一人暮らしを始めたら大変だろうなと思います。自分が過去にそういう大変な思いをして、そうでないところに住みたくて作った家なわけですから。

奥さま 主人はいまでも新聞の折込チラシをチェックして、気になる見学会には行ってるんです。

那賀川すぎ共販(協)ご主人 世の中どんどん進歩していて、自分が建てたときには気づかなかったこともあるし、同じ工務店でも技術や考え方が違ってきますから、そういうのを見るのも面白いですね。それに、自分が人の家を山ほど見て、回りの人から教えられて家を作れたので、自分が教わったことは、人にも伝えられると思いますしね。木の家を作ろうと思ったら、家具も入ってない状態の家を見学会で見て決めるのでなく、やっぱり住んでる人の家を見て、話を聞いて、考えてからでないと、人によっては「失敗した!」になっちゃうと思うんですよ。最近は住宅メーカーの家だってヘンなものはないわけです。それでもやっぱり木の家を、というなら、多少のこだわりは必要で、自分で考えなきゃいけないんじゃないかなと思います。
あとは建築家にきちんと依頼できるかということ。設計事務所ってやっぱり敷居が高いと、一般的には思われてますよね。頭の中には「安く建てたい」ということが二番目に出てくるので、なかなか足が向きにくい。そんなことも含めて話ができるところに依頼ができるかが、とても重要です。

奥さま 家づくりって、自分たちのライフスタイルを作るわけですから、生活のことを一緒に考えてくれる人となると、やはり信頼できる工務店、信頼できる方にお願いするのが、のちのち大切になりますね。

 


 

ポリタンク

▲仕切りがなく、ぐるっと周回できる床下。
水はコンクリートの3倍、温まりにくく冷めにくいので、たくさんのポリタンクを置いてある。
こうすることで冬は暖かいという。災害の際の水の備蓄も兼ねている。

食糧の備蓄

▲食料の備蓄も万全。
地震があっても最低2週間は生き延びられる。
近所の人も助けられるよう、コンロも複数用意してある。


このご家族が依頼したのは・・・

外観

那賀川すぎ共販(協)

私たちは天然の無垢板建材「セーフティボード」や「板倉造の住宅」などを通して、人と自然環境にやさしい快適な家づくりをご提案しています。

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