システム見学会パート2


6月27日、6人の木の家設計家を対象に、徳島県木の家づくり協会5つの産直住宅システムの研修会を行いました。
今回は、6月20日に見学した2システム以外の3システムの見学会を行いました。
まず、上勝町の㈱もくさんを訪問しました。
「もくさん」は、上勝町も出資する第3セクターで、産直住宅以外にも防腐処理木材を利用した土木用資材から建築資材など様々な木製品を扱っています。
森西専務さんから「KKパネル」や木「KMブロック」などの独自製品や「木材乾燥機」や「防腐処理用の機械」どの説明をいただきましたに、特に木の家設計家のみなさんは、パネル構造やKMブロックの耐久性などについて質疑を行いました。

もくさん
また、「もくさん」の近くには、森林組合の土場があり、徳島すぎ丸太の見学も行いました。梅雨時期は、すぎ丸太を加害した虫(キクイムシ・ゾウムシ・カミキリ幼虫)に被害が多く、被害の形態などについてTSウッドハウスの和田さんから解説をしていただきました。

もくさんにて

午後からは、ハウスG協同組合の提携企業の㈱ゲンボクさんの製品市場の見学を行いました。常務の稲岡さんより、実際の木製品を前に、製品の規格や乾燥具合などプロの目から詳しく説明をいただきました。木製品は、よく使われる規格の木材はお手頃値段だが、ちょっと規格が替わると割高になるので、よく使われる木材で設計したらコストが下げられるとのことでした。
設計家のみなさんは、いろいろな木製品を見ながら、なにか掘り出し物?はないかと、熱心に見学されていました。

ハウスG

最後に、協同組合スーパーウディシステム(SWS)組合員の富士木材工業協同組合「プレカット工場」の見学を行いました。

SWSの会長をはじめみなさまからSWSの徳島すぎの家づくりの説明や、6人の木の家設計家と取り組む家づくりへの期待などを話していただきました。
その後、広い「プレカット工場」内を、担当の方からの説明を受けながら見学しました。「プレカット」は、CADシステム(コンピュター)に入力された部材や仕口情報をもとに、加工機械が自動で切削するものです。特に、最近導入された機械は、さらに複雑な加工や切断を自動で行っており、「ロボ」という名称が頷ける機械でした。

SWS

6月20日と27日に2日間で行ったシステム見学会は、6人の木の家設計家のみなさまに対して、私たち「徳島県木の家づくり協会」各会員の家づくりや材料や加工のことをより深く理解していただくために行いました。
お客様にも、この見学会レポートを通じて、徳島すぎの家づくりへの関心を深めていただければ幸いです。また、当協会へのご質問やご意見などありましたら遠慮なくご連絡ください。お待ちしております。

 


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